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2023 年度 実施状況報告書

認知症の人と家族介護者の地域生活を支える社会福祉専門職による支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K02038
研究機関北翔大学

研究代表者

黒澤 直子  北翔大学, 生涯スポーツ学部, 教授 (60382529)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード認知症 / 家族 / 支援
研究実績の概要

本研究は、認知症の人の介護にあたる家族介護者への支援に焦点をあて、その支援に関わる専門機関や専門職との関わりの内容を明らかにし支援の方法を検討することを目的としている。2023年度は、これまでに行っている認知症の人と家族介護者に関わる調査研究の内容を整理し、今後の研究実施に向けてさらに資料収集を行った。
これまでに認知症の人の家族介護者へのアンケート調査およびその支援に関わる専門機関へのアンケート調査を実施している。家族介護者への調査では、支援に関わる専門機関との関係性を、専門職へのアンケートでは認知症の人や家族介護者との関わり方とともに、他の専門機関との連携についても質問項目としている。専門機関として、地域包括支援センター、認知症疾患医療センター、認知症診断に関わる医療機関とし、それぞれの機関の相談職にあたる社会福祉士や精神保健福祉士等に調査を行っている。認知症の人の家族介護者としては、家族会の協力を得て現在または過去に認知症の人の介護を行ったことのある家族介護者を対象とした。
2023年度は、これらの調査のなかから、認知症にかかわる支援機関の社会福祉専門職の認識について分析を行った。それらの社会福祉専門職が認知症の人と家族への支援に向き合う中で抱えている思いを明らかにした。認知症の人と家族との間に入り込み巻き込まれている様子や、地域の医療・介護資源の乏しさに支援がままならない様子が見え、地域と医療との連携が図れる資源の活用を検討する必要性について言及した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

基礎資料の整理に時間がかかったことやコロナ禍の影響により、当事者への直接的な調査に取り掛かれていない。

今後の研究の推進方策

今後は計画に基づいて、調査を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

これまでの調査の分析に時間がかかったこと、コロナ禍の影響により計画していた当事者への直接的な調査に取り掛かれなかったことによる。
次年度より、計画していた調査を進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 認知症にかかわる支援機関の社会福祉専門職の認識に関する考察2024

    • 著者名/発表者名
      黒澤直子
    • 雑誌名

      北翔大学生涯スポーツ学部研究紀要

      巻: 15 ページ: 73-80

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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