研究課題/領域番号 |
22K02200
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大塚 類 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (20635867)
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研究分担者 |
遠藤 野ゆり 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (20550932)
村上 靖彦 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (30328679)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | リズム / 教育実践 / 臨床教育現象学 / フィールドワーク |
研究実績の概要 |
2022年度は、代表者分担者それぞれ以下の研究を進めた。 代表者の大塚は、年間を通じて、私立小学校の国語の授業を見学し、授業者にインタビューをし、国語の授業におけるリズムについてのデータを収集した。単元を通じたリズム、1回の授業におけるリズム、1回の授業のなかの読み聞かせのリズムなど、さまざまな位相からリズムについて考えられることが判明した。公立小学校でのフィールドワークでは、子どもたちと教員のリズムと学級崩壊の関係についてのデータを収集した。その一端を、「COVID-19 禍における教育現場を現象学的なまなざしでみる」というシンポジウムにおいて、「小学校の子どもたちの変化についてリズムの観点から読み解く」というテーマで発表した。世界的にウィズコロナからアフターコロナへと舵を切ったが、ウィズコロナの学校生活が子どもたちの日常生活のリズムにどのような影響を及ぼしているのかを解明することには意義がある。分担者の遠藤は、年間を通じて、特性のある生徒が通う高校でのフィールドワークを実施した。発達障がいのある生徒の成長について、リズムの観点からデータを収集した。大塚、遠藤ともに、2022年度に収集したデータを分析中である。分担者の村上は、国内外におけるリズムに関する文献を収集・分析中である。 教育の領域では、音楽教育などにおいてリズムについての知見が重ねられている。他方本研究では、リズムの観点から幅広い教育事象(国語の授業、学級崩壊、発達障がいの生徒の学校生活など)について事例に基づき考察を進めている点に意義と重要性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は、データの収集と分析に充てることになり、研究成果まで結びつけることが難しかった。2023年度は、代表者と分担者での研究発表の機会を複数設ける予定である。
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今後の研究の推進方策 |
上述のように、2022年度は代表者と分担者各自でのデータの収集と分析に充てることになった。2023年度は、代表者と分担者での研究発表の機会を複数設け、研究知見を一般に公開していく予定である。 代表者と分担者はそれぞれのフィールドでの調査を継続し、さらなるフィールドデータの収集ならびにインタビュー調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年度はコロナ下であり、国内外でのフィールドワークの実施ができないことが複数あった。その分の旅費を2023年度以降に使用する。
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