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2022 年度 実施状況報告書

高等学校における「概念の形成と活用」を組み入れた探究型教科学習の授業モデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K02216
研究機関早稲田大学

研究代表者

田中 博之  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20207137)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード探究的な学習 / 概念の形成と活用 / 高等学校
研究実績の概要

(研究① 理論研究) 研究の初年度は、まず「探究」をテーマにする学習の教育学的な基礎的理論研究を実施した。一つは、文献研究により 、Inquiry Learning、Deeper Learning、Project Based Learning等の基本特性を明らかにした。また、それらの理論的リーダー諸氏へのZoom によるオンライン・インタビューを実施した。また、オーストラリアの探究的な教科学習の権威である研究者へ電子メールでのインタビューを実施するとともに氏が指導している高等学校の探究的な学習のあり方について、当該校のウェブサイトの閲覧による分析を行った。
(研究② 学校訪問による授業観察) 研究の初年度に、日本の研究協力校を訪問し、理論研究で明らかになった特性をもとに、授業観察チェックリストを構成して、研究授業の資料収集と観察を実施した。
(研究③ 学校訪問による教師インタビュー) 研究②と同様に、理論研究によって明らかになった研究知見をもとにして、構造的インタビュ ーの項目を作成し、日米の研究協力校で授業を実施する先進的な教師に対して、インタビューを実施し、その内容分析を通して「探究的な教科学習における生徒主体の概念の形成と活用」をテーマにした授業の実施に関わる隠れた経験的知見(暗黙知や隠れたカリキュラム)を可視化して構造化した。特に、初年度は、近年の中高一貫教育の推進が求められていることから、探究的な学習をすでに実施している中学校教員にもインタビューを実施するとともに、作成している教材を収集し、高等学校での探究的な学習に応用可能な基礎的な知見を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度に計画していた、海外の研究者への訪問調査は、コロナの感染状況が好転しなかったため断念せざるを得なかった。しかし、それ以外の計画については、オンライン会議システムを効果的に活用することにより、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

計画通りに、研究を進捗させたい。特に、海外調査は、コロナの感染状況が改善してきたため、実施したい。

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公開日: 2023-12-25  

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