研究課題/領域番号 |
22K02241
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研究機関 | 田園調布学園大学 |
研究代表者 |
犬塚 典子 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 教授 (70400471)
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研究分担者 |
松尾 寛子 サイバー大学, IT総合学部, 准教授 (10760374)
渡辺 令子 帝京科学大学, 教育人間科学部, 助教 (10965453)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 保育士 / 幼稚園教諭 / 生涯学習 / ライフコース / 社会人大学院 / 現職教育 |
研究実績の概要 |
継続専門教育としての生涯キャリア分析と学習共同体の構築を軸とした研修プログラムの開発に向けて、研究分担者としてキャリア教育の分野から松尾寛子(サイバー大学)、行政研修分野から渡辺令子(帝京科学大学)が加わり研究体制を強化した。 2022年度は、(1)継続専門教育分野における学術成果・動向、(2)現職者のライフコースや学びのニーズ、(3)日本・海外で実施されている保育専門職の研修制度の理論的基盤と実態、(4)Covid19対応やオンライン活用を含む新しい研修スタイル・方法・技術、(5)学会、研究会、自治体における研修ニーズについての情報収集と内容の整理を行った。 海外調査については、オンラインにてカナダ・オンタリオ州保育士協会(Association of Early Childhood Educators Ontario)のウェビナーに出席し(5月18日、6月1日、10月26日:現地時間)、保育士の現職教育について情報収集・意見交換を行った。 国内では、研究代表者が令和4年度相模原市保育者ステップアップ研修(10月17日、2月6日)の講師を務め、本研究課題に関して保育専門職、市職員から意見聴取を行った。研修プログラムのパイロット試行に向けて、相模原市内の保育施設との研究協力体制を整えた。また、保育専門職の「リカレント教育」の一環として免許法認定講習を開設している九州産業大学の訪問調査を行った。ダイバーシティ推進室、大学改革推進室を訪問し講座開始の経緯、保育専門職のニーズ等についてヒアリングを行い、地域の子育て支援に還元する研修事業の在り方について意見交換を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
理論研究、実態調査の両面において、本年度の研究計画の中心となる作業を終えることができた。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、新たな研修プログラムの作成と提案を行う。保育専門職を対象とするプログラムについて関連学会で発表する。また、海外の現職研修参加、保育専門職団体の視察調査を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
Covid-19感染対策に関する所属機関の方針により外国渡航を控えたため、海外での現地調査ができなかった。その一方、当初の予定より渡航費・滞在費が高騰していることもあり、未使用分は次年度の海外調査に充当する。
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