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2022 年度 実施状況報告書

青年期初期における学業への意識及び学校生活を中心としたコホート研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K02379
研究機関鳥取大学

研究代表者

谷中 久和  鳥取大学, 地域学部, 准教授 (60548907)

研究分担者 関 あゆみ  北海道大学, 教育学研究院, 教授 (10304221)
藤岡 徹  福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (80770594)
矢口 幸康  聖徳大学, 心理・福祉学部, 准教授 (40780432)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードコホート研究 / 青年期 / 発達 / 学校生活 / QOL
研究実績の概要

国内外において多くの縦断的・コホート研究が行われてきたが,青年期初期について調査期間が長期で探索的に調べることを目的とした研究は多くない.そこで本研究課題は,青年期初期の発達について,学業への意識,学校生活,QOL(生活の質)を中心として,これらが発達に伴いどのように変化していくか,質問紙を用いたコホート研究によって明らかにすることを目的としたものであった.本研究課題においては,①これらの指標毎に,コホート解析を行い,それぞれの発達的軌跡を明らかにする,②これらの指標および関連する指標間の関係について解析を行い,発達におけるこれらの関連性を明らかにする,③これらについて定型発達とは異なる発達が考えられる学習障害者について調査を行い,定型発達者との違いについて検討する,の3点から青年期初期の発達について探索的に検討を行っているところである.
本年度は,縦断的な解析方法の調査及び検討を行った.国内の複数学会において解析法の調査を行うとともに,国内外の縦断的・コホート研究についての文献等の調査を行い,得られた解析手法について検討を行った.これらの解析手法を用いて,QOLデータについてパイロット的な解析を行った.本年度調査で得られた解析手法はまだ十分ではないため,次年度も調査検討を継続する予定である.
さらに,新たな研究分担者を追加し,計画②③に用いる新たな指標(本来感および他者からの受容感)についての解析・検討を行った.また,これについては知見をまとめ,投稿論文の草稿を作成した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り,解析方法の調査および関連研究の調査を行うことができた.解析についてはパイロット的なものを試行的に行っており,予定通り進んでいる.学習障害児の調査に向けた文献調査や調査指標の検討も行い,これについてもおおむね計画通りに進んでいる.

今後の研究の推進方策

引き続き,コホート解析を行うとともに,解析法についても追加で調査を行う.また,学習障害児の調査についての準備についても引き続き行う.

次年度使用額が生じた理由

予定していたPCの購入を次年度に繰り越したため.本年度,PCおよびソフトウェア,学会発表の旅費等で使用予定である.

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公開日: 2023-12-25  

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