研究課題/領域番号 |
22K02474
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研究機関 | 太成学院大学 |
研究代表者 |
日吉 和子 太成学院大学, 看護学部, 教授 (80760248)
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研究分担者 |
大石 直也 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (40526878)
木下 彩栄 京都大学, 医学研究科, 教授 (80321610)
久保田 正和 大阪医科薬科大学, 看護学部, 教授 (80452267)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | MRI / 思春期 / 女性 |
研究実績の概要 |
女子の思春期では、うつや自傷行為などの様々な精神的問題を抱えることが分かっている。特に後期思春期では早期思春期よりうつ罹患率が3倍、自傷行為は4倍となっている。男子と比較しても女子の自傷行為は2倍、摂食障害も10倍多く、思春期における女子の月経との関連が指摘されている。思春期の精神的問題は将来のうつ病及び産後うつ病の発症リスクにもなり、思春期の精神的健康を保つ重要性は言うまでもない。女子は思春期に月経が始まり、エストロゲンレベルが急激に上昇すると共に、1ヶ月周期での性ホルモンの変化がある。本研究では、後期思春期女子に着目し、月経周期と脳機能との関連を明らかにすることを目的とする。 本年は脳画像撮像場所の検討と、思春期に起こりやすい精神的問題についての脳機能との関連について検討を行った。環境要因として日本の問題も示し、国際学会で2件、国内学会2件の発表を行った。また、ターゲットとする脳部位の検討を行い、倫理委員会申請準備を進めている。 国内の脳画像撮像は理化学研究所で実施することとし、被験者のリクルート方法、同意方法等の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究についてのMRI撮像場所の検討が必要であった。最終的に理化学研究所に決定した。倫理委員会の申請が必要であり、現在準備を進めている。また思春期に起こりやすい精神的問題に関する脳機能に関して、実際に治療にあたっているフランスの研究所にて議論を行い、脳機能のターゲットについて検討を行った。思春期の精神的問題に関する環境要因についての研究も同時に進めた。今後は脳画像撮像時の刺激提示に関しての検討を倫理的配慮をもって十分に進める必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
来年度はMRIの撮像を行う。特に高校生を被験者として対象に行うため、インフォームドコンセントを慎重に行い、保護者の同意も得る。学生を対象し、月経周期と合わせての撮像となるため、長期休暇で実施することが望ましい。被験者数は15名を予定している。データ取得後は脳画像解析にはいる。
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次年度使用額が生じた理由 |
被験者の獲得を来年度行うため
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