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2022 年度 実施状況報告書

小規模校における数学的モデリングの授業プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K02486
研究機関山形大学

研究代表者

大澤 弘典  山形大学, 大学院教育実践研究科, 教授 (10343071)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード数学的モデリング
研究実績の概要

本研究の最終的な目標は小規模校における数学的モデリングの授業プログラムを具体的に開発し,その有効性を実践的に明らかにすることである。そこで令和4年度(本研究1年目)の研究として,小規模校における数学的モデリングの授業プログラムに係わる有効性及び問題点の明確化を図った。数学的モデリングの授業プログラムの実現を念頭に,数学的モデリング授業の実施上に係る有効性と問題点を先行研究や実践の文献調査により整理した。国内外における数学的モデリングの授業に係わる調査及び動的な数学ソフトウエアの利用に係わる調査を行い本授業プログラム作成のための基礎的な資料を収集した。
併せて,Google等による検索システムの利用をした情報収集等の活動の検討に留まらず,人工知能による自然言語処理技術を応用した自動応答システム(チャットGPT等の対話型対話型AIチャットボット)利用の可能性とその問題点について検討を重ねた。その結果,小規模校において対話型対話型AIのチャットGPT等を適切に利用することで生徒間どうし及び生徒と教師間のコミュニケーションを支援し,質の高いモデリングの授業になりうるとの肯定的な仮説を得た。また,授業におけるこれまでの教師の役割や留意すべき事柄等を少なからず見直す必要があるとの示唆を得た。これらの仮説を念頭に,令和5年度年度(本研究2年目)の研究において,数学的モデリングの授業プログラムを具体的に作成する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナの影響で対面での実験授業を実施施時期等を調整しながら本研究を進めた。

今後の研究の推進方策

当初の研究計画にしたがい,作成した本授業プログラムの普及や研究成果の共有を図る。
3年間にわたる本研究成果を報告書にまとめ,さらに本研究の最終的な成果を学会等で発表する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナの影響で,支出予定に調整の必要が生じたため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中学校数学科における等周問題の教材化の試みGeoGebraのスライダー機能を活用して2022

    • 著者名/発表者名
      大澤弘典,太田亮
    • 雑誌名

      数学教育実践研究会 実践研究

      巻: 35号 ページ: 1頁~10頁

    • 査読あり
  • [学会発表] 算数・数学教育におけるICT利用の模索2022

    • 著者名/発表者名
      大澤弘典
    • 学会等名
      東京理科大学数学教育研究会第23回数学教育シンポジウム

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公開日: 2023-12-25  

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