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2022 年度 実施状況報告書

「非言語メッセージの受信・解読」を促す指導の効果 -他者理解の深まりの観点から-

研究課題

研究課題/領域番号 22K02520
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

筒井 茂喜  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50726924)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード非言語メッセージの受信・解読 / 他者の感情・気持ち・考え / ゴール型ボールゲーム / 児童・生徒
研究実績の概要

2022年度は小学校6年生ゴール型ボールゲーム(フットビー)を対象に、「非言語メッセージの受信・解読」を促す指導が他者の気持ち・考えへの認知に及ぼす影響」を検討した。
まず、検証授業の実施に向け、質問紙、授業計画などの作成を行った。すなわち、他者の気持ち・考えへの認知の深まりをみとるための「実感と納得の概念検討」「他者の感情・気持ち・考えの変化をみとる質問紙」「他者の感情・気持ち・考えの深まりをみとる半構造化インタビューの質問内容」「筒井(2018)の提案する非言語メッセージの受信・解読を促す体育授業モデルを基にしたゴール型ボールゲームにおける具体的指導内容」「授業計画」の作成を行った。
次に、小学校6年生を対象に授業実践を行い、「非言語メッセージの受信・解読」を促す指導が他者の気持ち・考えへの認知に及ぼす影響」を検討した。具体的には、小学校6年生のゴール型ボールゲーム(フットビー)を対象に「非言語メッセージの受信・解読を促すゴール型ボールゲームにおける指導」を組み込んだ9時間構成の授業実践を行い、「他者の気持ち・考えへの気づき質問紙調査」「半構造化インタビュー調査」から児童の「他者の感情・気持ち・考えへの認知の深まり」を検討した。
そして、前述した授業実践で検討した児童の「他者の感情・気持ち・考えの認知の深まり」をまとめ、日本スポーツ教育学会第42回大会において口頭発表した。参加者から今後の研究を深める上での有益な示唆を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

令和4年度は「他者の気持ち・考えへの気づき質問紙」及び「半構造化インタビューの質問内容」の作成、また,「実感と納得」の概念検討を行い,「半構造化インタビュー内容を分析するフレームワーク」の作成及び授業実践を行い,児童の「他者の感情・気持ちへの理解の深まり」の変化を検討,考察する。という当初の計画通りに進んでおり、今は、令和4年度の研究成果を投稿論文としてまとめるとともに、次年度の検証授業に向けての準備を行っているところである。

今後の研究の推進方策

令和5年度は,小学校5年生及び中学3年生を対象にボールゲームの検証授業を実施するとともに,その成果を学会で発表する。すなわち、兵庫県下の公立小学校5年生及び公立中学校3年生を対象に、令和4年度と同様の研究方法を用いて授業実践を行い、その学習成果をまとめ、発達段階による違いを検討する。本研究成果は、日本スポーツ教育学会第43回大会にて発表予定である。

次年度使用額が生じた理由

令和4年度の残額は、実証授業のデータ処理用のPC購入用費用であった。しかし、希望するPCモデルの在庫がなく購入することができなかった。希望するPCは、令和5年度に新モデルとして発売予定であり、発売開始の時点で購入する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 「非言語メッセージの受信・解読」を促す指導が他者の気持ち・考えへの認知に及ぼす影響 ―小学校6年生ボールゲームを対象として―2022

    • 著者名/発表者名
      中原駿太 筒井茂喜
    • 学会等名
      日本スポーツ教育学会第42回大会

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公開日: 2023-12-25  

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