研究課題/領域番号 |
22K02660
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
加藤 久恵 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00314518)
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研究分担者 |
堀田 千絵 奈良教育大学, 教職開発講座, 准教授 (00548117)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 算数科 / メタ認知 / 幼児 / 比例的推論 |
研究実績の概要 |
本年度は,小学校算数科における「図形」領域と「数と計算」領域の教材における比例的推論の進展を題材として,幼児と小学校低学年児童のメタ認知を育てる授業づくりについて検討した.それに向けてまず,小学校1年生から3年生の算数科授業における授業をデザイン・実施し,児童の比例的推論とそれにかかわるメタ認知の実態を分析・考察した. そして,比例的推論が必要な場面であり,幼児・児童が興味を持って活動する場面でもある異学年交流活動「お店屋さんごっこ」を用い,幼児・児童が比例的推論を適切かつ柔軟に働かせるためのメタ認知の育成を目指すこととした.それに向けて本年度は,5歳児と小学1年生に対して,異学年交流活動「お店屋さんごっこ」の学習を計画・実践した.そこでの学習活動で見出された比例的推論とメタ認知的活動の実際を検討し,比例的推論の進展とメタ認知の育成を目指した学習をデザインするための示唆を得た.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
小学校1年から3年の児童の算数科・比例的推論にかかわるメタ認知の実態調査に時間を要したため,5歳児と小学校1年生に対する予備調査までを本年度に行った.来年度,本実践を行う予定である.
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今後の研究の推進方策 |
本年度の予備調査を基に,来年度の研究計画を再検討している.
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次年度使用額が生じた理由 |
必要な消耗品が欠品しており,本年度に購入できなかったため.
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