• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

国際IR開発と大学における国際活動の再定義

研究課題

研究課題/領域番号 22K02712
研究機関大阪大学

研究代表者

望月 麻友美  大阪大学, グローバルイニシアティブ機構, 准教授 (10791733)

研究分担者 和嶋 雄一郎  名古屋大学, 教育基盤連携本部, 特任准教授 (20572093)
大林 小織  大阪大学, グローバルイニシアティブ機構, 准教授 (50791266)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワードIR / 大学の国際化 / グローバル
研究実績の概要

本研究では、大学の幅広い活動実態を把握、分析し、戦略や計画立案に資するシステムであるIR(Institutional Research)機能において、これまでにない国際的活動に特化した「国際IR」を開発し提案することを目指すものである。そして「国際IR」の大学経営への有効性を検討し、「国際IR」を通して、大学経営にお ける大学 の国際活動とは何かという問いを深め、大学における国際活動の再定義を試みる。 今年度は主に可視化プロセスをや知見を整理し、ダッシュボードによる見える化の実態把握と共有への影響の検証を開始した。一連の研究は実務者の協力のもと実施した。大学における国際的な活動は幅広く存在するため、 昨年度に引き続き、大学における国際活動の掘り起こしとデータ確認を行い、見える化作業を進めた。また、昨年度明らかにしたクリティカル要素の共通IDの開発を実施した。これらの作業過程について記録していくことにより、大学の組織構造の性格性から縦割りで存在する情報の利用に向けた整理と紐付けのステップ、人的要素、技術的要素などの整理を進めることができた。国際IR開発についての学会発表を行い、「国際IR」という新たな概念についての提案をし、関係者らと議論を行った。さらに「教学 IR」と「国際 IR」の連動の検討も開始している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度の取り組みにおいては、国際活動の掘り起こしと可視化の継続とダッシュボードの全体開発を着実に進めることができた。また昨年度の研究で明らかとなったクリティカル要素の共通IDの開発も実施した。以上から、概ね順調に進展しているといえる。

今後の研究の推進方策

今後は引き続きダッシュボードの全体開発を行う。さらに関係者の協力のもとダッシュボードの効果の検証を行う。 また、JASSOの留学生調査や日本人学生留学調査等のデータを利用した国内全体の国際の可視化分析を進める。 さらに、「教学 IR」と「国際 IR」の連動の検討を継続するとともに、「国際IR」の汎化についての検討を始める。

次年度使用額が生じた理由

次年度は予定通りに研究を遂行する。今年度配分分の次年度使用額(2486円)は、合同作業をするための旅費として補充使用の予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 国際的活動やグローバル化を大学は把握できているのか?─ 国際IRという提案─2023

    • 著者名/発表者名
      望月麻友美、和嶋雄一郎
    • 学会等名
      研究・イノベーション学会 第38回年次学術大会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi