研究課題/領域番号 |
22K02724
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
松尾 知明 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (80320993)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 日本人性 / 異文化間能力 / 海外研修プログラム |
研究実績の概要 |
新型コロナの蔓延は地球が一つの運命共同体であることを実感させる出来事であったが、ボーダレス化が進むなかでグローバル人材の育成が急務となっている。一方で、このグローバル社会を生き抜く異文化間能力をもつ学生をいかに育てていくかの手立てやプロセスについては十分に明らかにされていない。そこで本研究では、台湾の海外体験学習プログラムを通して、日本人性の概念に基づく異文化間能力の形成の契機と過程を明らかにすることを目的とする。 具体的には、日本人性に基づく異文化間能力の概念化、及び、それに基づく台湾体験学習プログラムのデザイン(フェイズ1)をもとに、1年次は、同体験学習プログラムの実施とルーブリックによる評価、異文化間能力形成の仮説生成を行い(フェイズ2)、2,3年次には、知識・スキル・態度ごとの詳細なルーブリックの開発、プログラム実施と質的データの収集・分析、異文化間能力形成の契機と過程の仮説検証を進めたい(フェイズ3)。 1年次は、同体験学習プログラムの実施とルーブリックによる評価、異文化間能力形成の仮説生成を行う予定であったが、新型コロナの影響で分析の対象となる台湾体験学習プログラム自体が中止となった。そのため、文献研究を中心に、次年度の研修プログラムの実施に向けての準備を進めるとともに、日本人性をいかに問い直していけばよいのかについて理論的な背景を検討をして論文にまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナの影響で台湾体験学習プログラムは中止となったため、予定していたフェイズ2の研究を進めることができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
2年次は、23年度には台湾体験学習プログラムの実施が決定している。そのため、22年度に予定していたフェイズ2である同体験学習プログラムの実施とルーブリックによる評価、異文化間能力形成の仮説生成を行う。また、フェイズ3の知識・スキル・態度ごとの詳細なルーブリックの開発、プログラム実施と質的データの収集・分析などもできる範囲で取り組んでいく。
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次年度使用額が生じた理由 |
1年次は、台湾体験学習プログラムが中止されたため、台湾渡航のための旅費の支出がなかった。2年次は、1年次にできなかった研究を実施するために、渡航期間の延長などをすることで、研究の充実を図りたい。
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