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最終年度は、主に聴覚障害児のために作成された韓国の文部科学省の英語の教科書(小学3年生~6年生)の学習指導要領の分析を行った。学習指導要領には、特殊教育共通教育課程の英語の解説ページが105ページ作成されており、視覚障害児及び聴覚障害児の指導における具体的な注意点などが、聞く、話す、読む、書くの領域ごとに記述されていた。また、達成基準についても、大まかな学年ごと達成基準が明記されていた。例えば、小学校3年生から4年生のリスニング(聴覚障害)では、「小学校3、4年生群のリスニングの達成基準は、学習者が、英語の音、高、リズム、イントネーションを識別し、簡単に簡単な単語、句、文、表現などを聞いて理解し、日常生活の中の身近な言葉や会話を聞いて詳細情報を把握できる能力を養うことができるように設定された。」などの記述がされていた。日本の学習指導要領には見られない記述として、児童の心理的な負担についても言及がされていた点が挙げられた。具体的には、『3、4年生は、初歩的な英語学習段階で、初めて経験する英語を話すことが負担になる時期のため、評価に心理的な負担を持たせないように注意する。また、「評価のための評価」でなく「学習のための評価」になるように、評価結果より、学習の延長線に活用できるようにする。』の記述である。我が国の学習指導要領の外国語活動では、韓国の学習指導要領に比べて、具体的な指導の注意点や記述がみられず、聴覚障害児の指導に携わる教員の工夫によって成り立っている側面がある。今後、韓国の学習指導要領や、口形の動画教材やシールやカード等具体的な操作をしながら英語の学習を進めることができる教科書や補助教材の開発がなされることで、聴覚障害児のある子どもの学習環境をより高めていくことができる。障害のない子どもにとっても有用な教材となると考えられた。
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