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2023 年度 実施状況報告書

学齢聴覚障害児の日本語読み能力向上のための個別最適な学びに向けた授業改善の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K02771
研究機関愛媛大学

研究代表者

加藤 哲則  愛媛大学, 教育学部, 教授 (90510199)

研究分担者 川崎 聡大  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00444654)
川田 拓  東北大学, 情報科学研究科, 特任助教 (10907455) [辞退]
冨田 享子 (神井享子)  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (70908920)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード学齢聴覚障害児童 / 日本語読み能力 / 学習到達度 / 包括的領域別読み能力検査 / 特別支援学校(聴覚障害)
研究実績の概要

本研究では,学齢聴覚障害児の日本語読み能力の評価を実施し,対象児へのフィードバックを行うと共に,日本語読み能力向上と学力向上に向けた指導プログラムの開発・実践・検証を行うことが目的である。実際に指導に当たる特別支援学校の教員との協働により,これまでのボトムアップによる読みだけではない新たな指導プログラムの開発と令和の日本型学校教育の実現に向けた学びの個別最適化が必要である。そのため,学齢聴覚障害児のCARDによる日本語読み能力の評価を基に,エビデンスに基づいた日本語読み能力向上への指導の展開が必要であり,こうした理論と実践の往還の具現化のために,協力が得られた特別支援学校(聴覚障害者)を対象に,授業づくりを含めた実践研究を行っている。
2年目は,特別支援学校(聴覚障害)の教員との協働による日本語読み能力向上と学力向上のための指導プログラムの開発・授業改善の実践・検証のために,全国の特別支援学校(聴覚障害)で研究協力の得られた2校を対象に,読み能力評価として包括的領域別読み能力検査:CARDと学習到達度評価として標準学力検査(NRT)による評価を実施し,前年度の結果と今年度実施分の検査の採点作業と結果の分析作業を行っている。
これらの結果を協力校へフィードバックし,それを基にした自立活動や教科の授業における読み能力を向上する授業づくり・主体的・対話的な深い学びと個別・最適化の学びに向けた授業改善野ためのICTを活用したオンラインによる遠隔授業研究が実施できるように機材を整備した。それを元に対象児童のケースカンファを行った。次年度は,順次授業研究を実施するように日程調整を進めて,教員と協働による授業作りを行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現時点では,研究協力校と機材等の整備が完了し,日本語読み能力検査や学習到達度の評価を共有して,授業研究を行う環境が整っていると考えられる。そのために概ね順調に進展していると考えられる。

今後の研究の推進方策

研究協力校の教員との連絡調整並びに研究授業の実施等で過度の負担とならないよう,連絡を密にして実施していく必要がある。

次年度使用額が生じた理由

検査用紙の物品購入の遅れや,学会等がオンライン参加になったことにより旅費の支出額が予定額を下回ったことにより,残額が発生した。検査用紙の発注は翌年度にはやい時期に行うと共に,旅費等も学会等が対面開催に戻ったとこにより,計画どおり執行できる。

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公開日: 2024-12-25  

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