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2022 年度 実施状況報告書

デジタル教科書の学習効果の定量的評価

研究課題

研究課題/領域番号 22K02853
研究機関群馬大学

研究代表者

柴田 博仁  群馬大学, 情報学部, 教授 (90898347)

研究分担者 澤田 麻衣子  群馬大学, 教育学部, 准教授 (20645246)
小泉 健輔  群馬大学, 教育学部, 講師 (70709063)
安藤 裕  宮城大学, 事業構想学群, 准教授 (10921926)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードデジタル教科書 / タブレット端末 / 算数 / 問題解決 / プロトコル分析
研究実績の概要

2022年3月に群馬大学共同教育学部附属小学校で1年生、2年生の算数の授業を対象に紙を用いた授業とタブレット端末を用いた授業とで比較実験を行った。129名の児童を多角的に撮影したビデオデータに対してプロトコル分析を行った。
初期の分析結果を下の卒業論文でまとめた。タブレットを用いた授業では深い考察が促進されない結果が導かれた。現在、その要因を探っている。今後、さらに分析を進めて、学術論文として発表していく予定である。
〇 長谷川 彩乃: タブレット端末が小学校教育に与える影響: 児童の行動ログ分析による定量評価. 群馬大学 社会情報学部 2022年度卒業論文 (2023年1月17日).

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ビデオデータの分析に予想以上に時間がかかった。
当初、児童の振る舞いを網羅的にタグ付けすることを検討していたが、タグの種類が多すぎて、タグ付けのコストも非現実的なことがわかった。そこで、改めてビデオデータ全体を見直し、分析仮説を絞り込み、タグ付けが必要な項目の選定した。
学生アルバイト4名でタグ付けを行い、その作業を完了した。タグ付けに要した時間は4名の合計で183時間だった。

今後の研究の推進方策

ビデオ分析には予想以上の時間がかかったが、現在、ビデオデータのタグ付けを終了した状態である。今後、タブレットを用いた授業では深い考察が促進されない理由を追究して、夏には分析結果を学術論文としてまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

現在の分析結果がまとまり次第、研究成果を随時、論文として発表していく予定である。その際の費用や出張旅費として活用したい。

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公開日: 2023-12-25  

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