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2022 年度 実施状況報告書

SDGsを実感できる幼児向け科学リテラシーの育成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K02969
研究機関中村学園大学

研究代表者

新井 しのぶ  中村学園大学, 教育学部, 講師 (30529970)

研究分担者 岩男 芙美  中村学園大学, 教育学部, 助教 (00781030)
白石 恵里  大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 助教 (20804652)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワードSDGs / 幼児科学教育 / 科学リテラシー / 幼児教育
研究実績の概要

本研究は、幼児と保護者が身近な地域環境についての現状を学び・考えることができる幼児科学教育(特に生物・地学領域)のプログラムを開発・実践することを目的とする。これにより、幼児と保護者が地球環境の現状を科学的(時間的・空間的)な視点で捉えることができる科学リテラシーを涵養し、SDGs達成に向けた行動変容につながることを目指す。
本年度は、年長児~小学校2年生までの児童を対象とした「水」に関する科学活動を通して、幼児・児童が体験的に「水」の地球規模での循環について考えることができることを目指した。計画書の中では、土地のつくりについてVR体験を通して地域の現状を把握することを方法としていたが、幼児に対してのVR使用の安全性が現在までに確保されていないことから、代替手段として幼児だけでなく小学校1,2年次までの児童との縦割りでの対話と実験の活動を行った。この活動は、2023年1月~3月の期間に計4回の活動として行われた。具体的な内容と成果については、現在論文執筆中であることから、ここでの記載は差し控える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予算等の問題により、科学活動のプログラムを変更することとなったが、パイロット調査まで行うことができた。その結果、幼児・児童がSDGsの視点で考えることができる成果も得られた。しかし、パイロット調査によって、課題や改善点も明らかとなった。

今後の研究の推進方策

本年度行ったパイロット調査で得られた成果および課題を精査し、来年度以降に本格的に調査を行う予定である。
また、幼稚園・保育所におけるSDGsの取り組みについての現状調査について、調査票の作成および送付を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

本年度は、幼児向けの科学活動の実施運営と調査にかかる費用が一部来年度以降に持ち越されたこと、また学会発表のための出張費用がオンライン形式で開催されたことで、本年度の支出が削減された。

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公開日: 2023-12-25  

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