研究課題/領域番号 |
22K02970
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
岡崎 久美子 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (70290690)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | CLIL / コーパス / SDGs / ダイバーシティー |
研究実績の概要 |
本年度は、当初計画に基づき、主に先行研究の収集を行うとともに、並行して本研究の中心課題である教材の開発を進めた。先行研究の収集は、科学技術分野の専門家の意見を得てこの分野の教育に関連する分野を中心として進め、併せて英語教育関連分野の動向の理解に努めた。教材の開発は、教科書、新聞、ウェブサイト等から教材にふさわしい科学技術分野に関する内容の英文素材を収集し、編集を行い、問題解決型の教材作成した。教材においては、学生による課題の設定と調査・問題解決の過程の支援を重視するとともに、発信と振り返りの段階をとりいれることとしており、科学技術コミュニケーションの基本概念を参考としている。また、各種の日本語・英語コーパスを用いて関連語彙の状況を調査するなどして、新たな形の教材を検討した。現代社会の動向を検討し、取り扱うべき話題として、国内外におけるダイバーシティ(多様性)の問題を追加し、資料の収集及と教材の作成を行った。関連の論考は次年度に発表する予定としている。 すでに作成済みの教材および本年度に開発した教材を英語等の授業で使用し、学生の意見を収集した。得られた意見をもとに改善の作業を進めている。 参加を予定していた学協会は、新型感染症拡大の影響のため、すべてオンライン形式で実施されたことなどにより、計画していた形態での資料の収集は当初計画ほどには進んでおらず、次年度以降に調整する予定としている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
多くの学協会がオンライン形式で実施されたことなどにより、計画していた形態での資料の収集は少々遅れが生じており、次年度以降に調整することとしている。
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今後の研究の推進方策 |
科学技術関連の話題を英文素材で扱う際には、専門家の助言を得て、英文内容の選択の適切さと正確さに十分配慮することとする。
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次年度使用額が生じた理由 |
学協会の大会等への参加がオンライン形式となったことなどにより残額が生じた。残額については2年目以降で試用する計画を持っている。
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