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2023 年度 実施状況報告書

STEAM教育におけるアートを用いたマルチモーダル思考支援の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K02977
研究機関北海道大学

研究代表者

奥本 素子  北海道大学, 大学院教育推進機構, 准教授 (10571838)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード科学技術コミュニケーション / STEAM / マルチモーダル思考 / コンバージェンス教育 / トランスディスプリナリー / 探求の時間
研究実績の概要

2023年度、本研究は以下のような研究活動を行った。
マルティモーダル支援についての可能性について、高校生ワークショップを分析し、その効果を検証した論文を執筆し、投稿した。本論文は、科学教育学会の特集号に2024年度に掲載予定である。
また、2023年度はマルチモーダル支援の要となるSTEAM教育に関する二つの活動を行った。一つは、以前から連携を行っている札幌文化芸術交流センターと共催で、探求授業のカリキュラムに連携させる可能性を研究会と高校生向けのワークショップを実施することで探った。探求の時間においては、STEAM教育の実施についても推奨されており、そこでの学習にマルチモーダルな学習支援を含んだプログラム化について話し合った。2024年度に高校との連携は本格的に進むことになり、本プログラムがインフォーマルな学習を超えて展開していく可能性が見いだせた。
またアメリカのSTEM教育の実践視察を行い、そこでの多層的なプログラムの展開について調査した。アメリカではまだSTEM教育におけるマルチモーダル性は概念として注目はされていないものの、トランスディスプリナリー教育やコンバージェンス教育という概念で、分野を分割して学ぶのではなく、統合的に学ぶ活動が推奨されていることが分かり、本概念との共通点を見出した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究成果も論文化し、さらに新しい研究発展の道筋が見えたため、順調に研究は進んでいる。

今後の研究の推進方策

本年度は、マルチモーダル教育のプログラムを実際の高校の探求の時間と連動し、カリキュラム設計やその学習効果の評価などを行う。
また、学際教育の理論を整理し、マルチモーダル教育の理論的整理を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究成果のまとめが遅くなり、国内学会旅費等の執行がずれ込んだため

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] アートの問いを通してリサイクルを解釈するSTEAMワークショップ2023

    • 著者名/発表者名
      奥本 素子
    • 学会等名
      日本科学教育学会年会
  • [学会発表] デジタルハンズ・オン展示「AR Sandbox」における親子の展示体験中の会話分析2023

    • 著者名/発表者名
      森 沙耶
    • 学会等名
      日本科学教育学会研究会

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公開日: 2024-12-25  

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