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2023 年度 実施状況報告書

目標追求における共有的リアリティの働き

研究課題

研究課題/領域番号 22K03032
研究機関奈良女子大学

研究代表者

竹橋 洋毅  奈良女子大学, 人文科学系, 准教授 (70583871)

研究分担者 豊沢 純子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90510024)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード動機づけ / 目標 / 共有的リアリティ / 基本的心理欲求 / 真実
研究実績の概要

本研究は、共有的リアリティ形成が動機づけの要因として作用する可能性を検討するものである。本年度は、共有的リアリティによる動機づけと弁別すべき概念として、社会的圧力としての規範の動機づけに着目し、社会心理学系の学会・研究会および学校現場での情報収集を行った。その結果、後者の規範については研究がなされ注目されているが、前者については注目されていないのが現状であった。また、情報収集のなかで、Higginsらの研究グループ(Elnakouri et al., 2023)の道具的他者との共有的リアリティの論文を発見し、そことの共通性と差異について検討した。さらに、共有的リアリティによる啓発手法として位置づけられる、協働規範アピール研究の成果について学会発表を行った。協働規範アピールは、規範情報アピールや統制アピールよりも、内発的関心を高めやすいことが示された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

情報収集は順調であり、調査の準備を進めることができている。研究成果についても学会等で発表している。

今後の研究の推進方策

本年度は、共有的リアリティ形成による動機づけが規範による動機づけとは独立の効果をもつことについて検討する、インターネット調査を企画・実施する。また、協働規範アピール研究についても引き続き検討していく。

次年度使用額が生じた理由

インターネット調査が未実施であるため。R6年度は調査を実施予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 協働規範メッセージが活動への興味に及ぼす影響2023

    • 著者名/発表者名
      竹橋洋毅
    • 学会等名
      日本社会心理学会

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公開日: 2024-12-25  

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