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2022 年度 実施状況報告書

中学生のゲーム依存予防を目的とした学級単位のマインドフルネス・プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K03144
研究機関上越教育大学

研究代表者

田中 圭介  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (10772204)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワードゲーム依存 / マインドフルネス / 多理論統合モデル / 行動変容ステージ / 心理教育
研究実績の概要

本研究では、中学生のゲーム依存傾向に対するマインドフルネスを用いた学校ベースの心理的支援プログラムを開発し、予防的効果を検討することを目的とする。研究は、モデル構築のためのアンケート調査と介入研究(予防教育)の効果検証で構成されている。2022年度には、事前の調査段階として、アンケート調査を実施した。4校の中学校でアンケート調査を実施し、338名のデータを収集した。ゲーム使用時間、多理論統合モデル(行動変容ステージ・意思決定バランス・自己効力感)、ゲーム依存、マインドフルネス傾向、行動活性化、精神的健康に関する尺度を測定した。加えて、1校の中学校で予防教育を実践し、140名の事前事後データを収集した。これらの研究で得られたデータについて予備的な分析を行なっているが、いずれの研究も、調査項目数を考慮して、学級により異なる尺度構成で調査を実施しているため、サンプルサイズが不十分である。そのため、2023年度にデータを追加する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

アンケート調査に関しては、2022年度に完了する予定であったが、まだ十分なデータが得られておらず、2023年度も継続してデータを収集する必要がある。他方で、介入研究については、研究計画を前倒しして、協力校からの助力により、1校5学級で予備的なデータを収集することができた。ただし、2023年度にプログラムの見直しやデータの追加を行う必要がある。

今後の研究の推進方策

協力校の都合により、統制群の確保や時間の確保が難しいことが予想される。事前事後デザインに修正する、プログラムを短縮するなどの部分的な変更を検討する。

次年度使用額が生じた理由

研究計画の遅れやコロナ渦における学会参加の困難などにより、旅費や人件費が2022年度は執行が困難であり、研究遂行のための物品費も最低限に留まった。2023年度以降に研究を加速するとともに、学会での情報収集や発表などを精力的に行い、次年度使用額を執行する。なお、2023年度には、認知・行動療法学会において初年度の成果の一部を発表することが決定している。

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公開日: 2023-12-25  

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