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2022 年度 実施状況報告書

非定型うつ病と中枢性感作症候群の心理社会的特徴と関連性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K03182
研究機関東邦大学

研究代表者

竹内 武昭  東邦大学, 医学部, 准教授 (60453700)

研究分担者 端詰 勝敬  東邦大学, 医学部, 教授 (30318274)
古川 洋和  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (60507672)
橋本 和明  東邦大学, 医学部, 助教 (70792620)
中尾 睦宏  国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (80282614)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード中枢性感作 / うつ / 不安 / 身体症状
研究実績の概要

本年度は対象者データの抽出を行った。倫理委員会承認後、大学病院受診中の患者データを抽出した。外来初診患者415人(男性170人、女性245人、平均年齢42歳)を評価対象とした。評価項目は評価項目として中枢性感作は短縮版CSI-9、うつと不安はHADS、身体症状はSSS8を使用した。統計解析は相関分析と中枢性感作を従属変数とし、うつと不安をそれぞれ独立変数とし、年齢、教育歴、飲酒歴、喫煙歴で調整した多重回帰分析を行う。現時点での簡単な解析では、全体ではうつ、不安、身体症状は中枢性感作と有意な正の相関が認め、それぞれの症状が強くなると中枢性感作の上昇が認められた (全てP<0.01)。これらの関係は調整後も有意であった(全てP<0.01)。女性の解析では調整後に不安と身体症状のみ有意な正の相関が認められた (P<0.01)。男性の解析では調整後にうつと身体症状のみ有意な正の相関が認められた (P<0.01)。今後、中枢性感作と上記心理検査の詳細な結果の関連性を評価予定である。

現時点では解析途中のため概略結果のみである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

倫理委員会の手続きが多少遅れたが、概ね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

研究データを解析後、各学会、国際誌での発表予定。

次年度使用額が生じた理由

学会発表や論文投稿にかかる費用が発生せず、次年度に持ち越しとなっているため。

今年度はデータ解析のための人件費、パイロットデータの論文投稿費用、学会参加と発表費用に使用予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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