研究課題/領域番号 |
22K03899
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
姜 東赫 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (40610366)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 動的モード分解制御 / 線形モデル / 3次元時空間周波数解析 |
研究実績の概要 |
膨大な時空間データの相関が必要な非定常流れ場に対して、圧縮センシング動的モード分解制御(Compressed Sensing Dynamic Mode Decomposition Control)を実現するために、まず流体システムの非線形性に着目した。具体的には、流体力学における代表的な問題の一つである、一様流中に置かれた円柱周りの非定常流れに対して、動的モード分解制御(Dynamic Mode Decomposition control, DMDc)を使用して、非線形な流体システムを線形化し、得られた線形状態方程式を用いて揚力変動を制御した。さらに、DMDcによって得られた制御効果を数値流体実験で確認した。また、3次元時空間周波数解析プログラムを作成し、データ圧縮が可能であることを示した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本手法が二次元の円柱周りの流れの制御に対しえて適用可能であることを確認した.また,3次元時空間周波数解析プログラムを作成した.
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今後の研究の推進方策 |
今年,実験におけるPIV計測結果を学習データとして,圧縮センシング動的モード分解制御を用いて,流れを推定・制御する予定です.
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