研究課題
都市・地域計画におけるAI技術導入に伴うアルゴリズムのアカウンタビリティ(algorithmic accounta-bility)問題に関して,アカウンタビリティの概念や課題を整理すると共に,アカウンタビリティを確保するための社会的・制度的要件について考察した.特に,アルゴリズムに関わるアカウンタビリティ概念の構造が,特定の手続き規則に則って個別の意思決定プロセスを正当化する個別的なアプローチと,社会の中で意思決定を正当化するための根拠や基準の正統性を確保するシステミック(全身的)アプローチにより成り立つことを指摘し,それぞれのシステム要件や機能を考察した.また、愛媛県西予市野村町の復興まちづくりを対象として,市民参加型プラットフォームを作成し,住民や関係者間のオフラインの議論と並行して,多様な世代がオンライン上で話し合う機会を導入することにより,復興まちづくりに関わる社会的対話や実践活動に及ぼす影響を検討した.
2: おおむね順調に進展している
当初の計画通りに進めている。
前年度の結果を踏まえて、地域プラットフォームの有効性を検証すると共に、AI技術を活用した意思決定アルゴリズムのアカウンタビリティを評価するための実証的な方法論を検討する。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)
土木学会論文集D3(土木計画学)
巻: 78 ページ: II_460-II_469
10.2208/jscejipm.78.6_II_460
実践政策学
巻: 8 ページ: 119-128
土木学会論文集F6(安全問題)
巻: 78 ページ: I_55-I_67
10.2208/jscejsp.78.2_I_55
International Journal of Disaster Risk Reduction
巻: 69 ページ: 102733~102733
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