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2022 年度 実施状況報告書

高解像度波浪再解析による日本沿岸長期変動特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K04665
研究機関気象庁気象研究所

研究代表者

高野 洋雄  気象庁気象研究所, 応用気象研究部, 室長 (60354479)

研究分担者 藤井 陽介  気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (60343894)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード波浪 / 再解析 / 長期特性
研究実績の概要

最新の気象再解析値であるJRA-3Qを用いて、日本沿岸部の高解像度波浪再解析を実施し、その長期特性を解明することを目標にしている。再解析で用いる波浪モデルの仕様の決定と開発、特にSMCグリッドの仕様検討と作成を進めた。解像度を沿岸部1分から外洋16分までの5段階とし、各解像度段階を適用する範囲について計算効率性と再現性を考慮しつつ、調整を行った。JRA-3Qの公開が遅れたため、モデルの物理過程等の改良にも取り組み、風浪発達部分の改良と高速化を行った。
波浪データ同化と検証に関連し、全世界の波浪観測値、特に極軌道衛星や係留ブイによる波浪スペクトルを含む波浪の観測値の収集を行ったほか、波浪のデータ同化手法について情報収集し、検討を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

外力として使うJRA-3Qの公開が予定より遅れたことから、予備実験等が十分できず、その代わりに、波浪モデル等の改良等を進めた。ただし、本格的な波浪の長期計算は、当初より本年度行う予定になっており、計算の実行を進める。

今後の研究の推進方策

現在遅れている予備実験とモデルの仕様確定を早急に完了し、予定通り本年度は、本格的な長期計算を進めていく。また、計算の途中結果を取りまとめ、今年10月開催される(COVIDのため開催が1年延期された)の波浪ワークショップで紹介する。

次年度使用額が生じた理由

JRA-3Qの公開が遅れたため、予備計算が十分行えず、資料整理PC等の購入を見送った事、また、R4年度に予定されていた波浪の国際ワークショップが、COVIDのため1年延期されたことに伴い、当初の計画の通りの仕様とならなかった。
なお、資料整理PCの購入及びワークショップの参加は、R5年度に予定している。

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公開日: 2023-12-25  

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