研究実績の概要 |
本課題では、結合交換性架橋樹脂(ビトリマー)に関して、「マトリクス極性に焦点を当てた新規結合交換促進化技術の確立(=結合交換速度の高速化)」を目的としている。2023年度では、結合交換速度や緩和時間の制御指針について新しい知見を報告し、さらにイオン液体を利用して極性改質した場合の結合交換速度についての成果も出始めた。 上記内容の成果は、国際査読付きジャーナルのPolymer Chemistry(A simple design of vitrimer network with various fractions of bond exchangeable units for revisiting the Arrhenius dependence of relaxation properties, 2024, 4 (25), 269 - 275)に採択された。その他、得られた成果は多数の学会や招待講演で発表することができた。
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