今後の研究の推進方策 |
1)血中塩濃度増加による摂食抑制効果の検証実験は不十分なデータであることから、今後も計測項目(糞重量、糞中塩濃度、ect)を追加し詳細に解析する予定である。 2)本種幼虫の塩および水受容体の機能解析を目標とし、1齢幼虫および終齢幼虫頭部からtotal RNA抽出、RNA-Seq解析による候補受容体の選定を予定している。他種生物から明らかとなっているGr, ppk, IR,などの膜タンパク質を候補としている。 3)引き続き幼虫口器の味覚感覚子(MP, ss1, ss2)の詳細な機能解析を電気生理実験により実施する。 4)塩による摂食阻害効果を詳細に検証するため、Naイオンが含まれるアルカリ金属およびアルカリ土類金属元素を中心に接触実験を行う。Li, Mg, K, Caの各種塩化物、グルコン酸化合物、およびグルコン酸を使用予定である。 5)1、2、4の結果をまとめて論文作成
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