研究課題
本研究の目的は、マレーシアの稲作農村におけるソーシャル・キャピタル形成が農民の生産技術や農業経営、農民意識、生産性に与える影響について明らかにすることである。そのために、インター・エスニックな特徴をもつ稲作農村(IADA Selangor)を調査対象地として現地のフィールドワーク進めている。令和5年度は、本調査の実施に向けて150名程度を対象に調査を行った。調査は2回にわたっておこない、前半(70名程度)の調査結果については、すでに学会にて口頭発表をし、学術雑誌に投稿している。
2: おおむね順調に進展している
後半(90名程度)の調査結果については、現在分析を行っている。Technology efficiencyの計算に加え、直接的な技術や投入資材だけでなく、農家の属性やトレーニングへの参加、帰属民族に起因すると考えられる要因については回帰分析をもちいて特定したいと考えている。
現在取り組んでいる分析をまとめて、研究の全体像について学会等で発表し、投稿論文として発表したいと考えている。
すべて 2024 2023 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)