研究課題/領域番号 |
22K06012
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
宇田川 智野 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (20774160)
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研究分担者 |
近江 俊徳 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (40296091)
土田 修一 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (20217326)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 血液型 / 犬 / エクソーム解析 |
研究実績の概要 |
イヌの代表的な血液型分類方法はDEA式であり、Dog Erythrocyte Antigen (DEA) 1.1血液型を判定することは臨床上重要である。本邦におけるDEA1.1血液型判定にはカード法のみが用いられているが、凝集反応を目視で判定するため、判定に迷う場合に補完できる方法が無い。そこで本研究では、イヌDEA1.1を担う責任遺伝子を同定し、遺伝子検査による血液型検査法を確立することで血清学的検査を補うことを目的とした。 全エクソーム解析を行う検体の犬種は、リファレンス配列が登録されているジャーマン・シェパード・ドッグで統一し、DEA1.1陽性8検体、DEA1.1陰性8検体について実施した。良好なシーケンスデータが得られ、現在変異検出および2群間での統計学的解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
全エクソーム解析を行う検体の収集に想定以上の時間がかかりシーケンス実施が遅れたものの、良好なシーケンスデータが得られ、現在変異検出および統計解析を滞りなく進めている。
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今後の研究の推進方策 |
エクソームシーケンスデータの解析を進め、DEA1.1血液型と関連のある変異または候補遺伝子を抽出する。その後、エクソーム解析に用いた16検体とは別のサンプルセットを用いて追試験を行い再現性を確認することで、責任遺伝子を同定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
シーケンス実施が遅れたことにより予定していたバイオインフォマティクス解析を行わなかったため、当該予算が残った。次年度バイオインフォマティクス解析および追試験を行う際に使用予定である。
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