現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
機能欠損植物の詳細な形態解析とともに、AtCFI構成因子をコードする遺伝子群の3'UTR切断部位の同定を3'-RACE法とPAT-seq法を用いて解析している。これらの研究結果は順次得られているので、現在詳細な解析を進めている。 特に、AtCFIがAtCFI構成因子をコードする遺伝子に対して自己制御している結果が得られていて、興味深い。また、それらのpre-mRNAの3'UTR切断部位制御の依存度も異なることから、AtCFIが多様な遺伝子の転写産物を制御する際の貢献度を決める別の因子が存在すると考えられる。 これらの研究成果は、2つの国際学会発表、5つの国内学会発表、1つの招待講演、において公表(2022)するとともに、以下論文として発表している。 Zhang X, Nomoto M, Garcia-Leon M, Takahashi N, Kato M, Yura K, Umeda M, Rubio V, Tada Y, Furumoto T, Aoyama T, *Tsuge T. (2022) CFI 25 subunit of cleavage factor I is important for maintaining the diversity of 3′ UTR lengths in Arabidopsis thaliana (L.) Heynh. Plant Cell Physiol, 63: 369-383.
|