研究課題
Ⅰ.大腸がん-間質細胞の共培養における大腸がん細胞の増殖性変化に対するPAI-1の機能:複数のヒト大腸がん細胞株にPAI-1を加えた時に生じる大腸がん細胞増殖性変化について、PAI-1 ノックアウトマウスを作製して検証したところ、予想通りの結果を得た。Ⅱ. PAI-1による大腸がん-肝臓間質細胞相互作用を修飾可能な化合物の同定:当研究所が保有している複数の微生物培養液ライブラリーと化合物ライブラリーの中から、PAI-1の阻害を介して大腸がんの増殖性を制御できる微生物培養液および化合物をスクリーニングをすすめ、同培養液に含まれている化合物の同定を行っている。Ⅲ. PAI-1による大腸がん-肝臓間質細胞相互作用を修飾可能なPAI-1中和抗体の同定:申請者らはこれまで、東北大学の加藤幸成教授らとともに制がん効果を有する様々な抗体を創製してきた。これまでの手法に従い、PAI-1の機能を阻害可能なPAI-1中和抗体の候補を複数得ている。同抗体の効果をin vivoの検討によって確かめた。
2: おおむね順調に進展している
これまでのところ、当初の予定通り順調に進んでいる。試験管内の実験で示されたことを動物実験で確かめるため、ノックアウトマウスの作製を行ったが、無事成功した。同マウスを用いた検討も、我々の予想通りの結果であった。
これまでのところ、当初の研究計画通りすすんでいる。細胞内シグナル経路の同定のデータは、これまでヒトとマウスの大腸がん細胞のみならず、様々ながん種でも同様の結果が得られた。本年度はこれまで得られた結果の再現性をとり、学会での報告を行うとともに、学術論文への掲載を目指す。
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