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2023 年度 実施状況報告書

マウスモデルとオミックス解析で探索する肺MAC症発症に関わる菌・宿主因子

研究課題

研究課題/領域番号 22K07065
研究機関公益財団法人結核予防会 結核研究所

研究代表者

瀬戸 真太郎  公益財団法人結核予防会 結核研究所, 生体防御部 免疫科, 科長 (50383203)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード肺MAC症 / マウスモデル / トランスポゾンシークエンシング / RNAシークエンシング
研究実績の概要

これまでにマウスでも病原性を示す単離している肺Mycobacterium avium complex(MAC)症臨床分離株を4株単離している。マウス肺におけるMAC菌感染による影響を明らかにするために、マウスに病原性を示す臨床分離株を探索した。理化学研究所、農業生物資源ジーンバンクなど公的微生物菌株ライブラリーからヒトから単離したMAC菌を17株、共同研究者である森本耕三博士(複十字病院)から肺MAC症臨床分離株を37株、計50株を用いてこれまでに確立している方法(Furuuchi et al, Microbiol Spectrum, 2022)でスクリーニングを行った。その結果、マウス肺内で感染菌数を増加もしくは維持することができる菌株を4株単離した。これまでに単離している臨床分離株4株と含めて計8株を用いて、マウス感染肺の発現プロファイルを解析している。また、昨年度確立したMACトランスポゾン変異株ライブラリーをマウスに感染させて、感染前後で回収した菌DNAを用いて、Tn-seqを行い、マウス肺での感染に関与する菌遺伝子の同定も進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度計画していた、マウスで感染成立する更なる肺MAC症臨床分離株の同定、感染肺RNA-seq、マウス肺内での感染に関与する菌遺伝子の同定を行うためのTn-seqを行うことができたため、おおむね順調に進展していると判断する。

今後の研究の推進方策

肺RNA-seqの結果、Tn-seqの結果をまとめて、肺MAC症における宿主、菌因子の同定をすすめる。

次年度使用額が生じた理由

計画通りに研究費を使用している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 空間的マルチオミックスによる肉芽腫構造の解析2023

    • 著者名/発表者名
      瀬戸真太郎, 土方美奈子, 慶長直人
    • 学会等名
      第98回日本結核・非結核性抗酸菌症学会・学術講演会

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公開日: 2024-12-25  

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