研究実績の概要 |
二重蛍光レポーターHIVGKOを感染させたJurkat T細胞からmKO陽性の潜伏感染細胞モデル(JGL)を用いてCRISPRスクリーニングを行い、ノックアウトによりHIV転写の活性化を示す4遺伝子を同定した。JGL細胞およびGFPレポーターをもつHIV潜伏感染細胞株であるJ-Lat6.3, 8.4, 11.1および5A8を用いて、これらの遺伝子のノックアウトすることによりHIV転写が活性化し、HIV RNAが発現すること、ウエスタンブロットでGagの発現を確認した。そのメカニズムとして、候補遺伝子のうち3遺伝子のノックアウトによりミトコンドリアのオートファジーが活性化していることを発見した。さらに関連する化合物を培地に添加することでJGLおよび各J-LatクローンのHIV転写の活性化が誘導されることを発見した。
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