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2023 年度 実施状況報告書

血漿及びエクソソームを用いたメタボロミクス解析によるフレイルバイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K07470
研究機関大阪大学

研究代表者

横山 世理奈  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (50888617)

研究分担者 山本 浩一  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00528424)
中神 啓徳  大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座教授 (20325369)
鷹見 洋一  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90621756)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードフレイル / バイオマーカー / メタボロミクス解析
研究実績の概要

大阪大学医学部付属病院 老年・高血圧内科の65歳以上の男女で、外来通院中及び入院中の患者で、本人もしくは代諾者から研究参加への同意を得られた者より、申請書に記載したエントリー基準を満たす患者より血液検体を採取している。除外基準は①本人もしくは代諾者から研究参加への同意を得られなかった者、②寝たきりの者、③腎機能障害(血清クレアチニン≧2.0mg/dL)、肝障害(AST及びALT≧50U/L)を認める者、⑤悪性腫瘍を有する者、⑥余命が1ヵ月以内と推定できる者と設定している。血液検体は一般採血(血算、生化学)以外は、メタボロミクス解析、エクソソームの解析に供するためのものとして処理し、-80℃に保存している。検体の採取にあたっては、12時間以上絶食後の朝に採血し、EDTAの入った採血管を用いて、血漿を遠心分離し、内部標準物質入りの-40℃メタノールに加え、攪拌し、その後、限外濾過フィルターへ移し、遠心し、真空蒸着を行った。検体は-80℃保存している。血漿からのエクソソームの抽出に際しては、qEV35(メイワフォーシス)を用いたsize exclusion chromatographyにより行った。また、エクソソームの一部はフレイルの関連する臓器特異的表面マーカー(神経であればL1CAM、筋肉であればα-sarcoglycan)による分離に供するために懸濁液にて-80℃で保存している。 研究対象患者のフレイル指標や臨床指標は厳重なセキュリティー・ポリシーの下、管理している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

現状での研究対象患者のエントリーはフレイル、非フレイルはともに増えつつあるが、メタボロミクス解析には至っていないため。

今後の研究の推進方策

更に、研究対象患者のエントリーを進め、一定数のフレイル及び非フレイル患者の検体が揃えば、フレイル関連のメタボロミクス解析を行いたいと考えているが、エクソソーム中の代謝産物の網羅的な解析は困難な可能性もある。
その際には、ある程度、ターゲットとする代謝産物を絞って解析する必要がある。

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公開日: 2024-12-25  

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