コロナ禍とパーキンソン病患者：うつ症状の経年変化、睡眠・身体活動測定値の前後比較

2022 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 22K07496
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 形岡 博史 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (30364061)
• 研究分担者: 大林 賢史 奈良県立医科大学, 医学部, 特任准教授 (30596656) ; 田井 義彬 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60812394)
• 研究期間 (年度): 2022-04-01 – 2026-03-31
• キーワード: パーキンソン病

研究実績の概要

2022年に続き、2023年も郵送法による自記式調査を行って回収した。コロナ渦におけるパーキンソン病のうつ症状の1年間追跡調査結果を、海外誌にpreliminaryな論文発表を行なった。Kataoka H, Obayashi K, Tai Y, Sugie K, Saeki K. Increased depressive symptoms in Parkinson's disease during the COVID-19 pandemic: Preliminary findings from longitudinal analysis of the PHASE study. Clin Park Relat Disord. 2023;8:100194. doi: 10.1016/j.prdoa.2023.100194.

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

自記式調査は計画通りに進行しているが、アクチグラフによる睡眠身体活動測定に関しては、アクチグラフの準備やコロナ渦もあって2022年度試行できていなかったため、遅れている。

今後の研究の推進方策

コロナ渦による種々の制限が緩和され患者も通常に通院するようになり、感染が危惧されていたアクチグラフの使用が可能となり、またアクチグラフ機器が測定できうる状態となりつつあるため、昨年度の測定分も含め、今年度に行うこととしている。

研究成果

• [雑誌論文] Increased depressive symptoms in Parkinson’s disease during the COVID‐19 pandemic: Preliminary findings from longitudinal analysis of the PHASE study (2023)
  • 著者名/発表者名: Kataoka Hiroshi、Obayashi Kenji、Tai Yoshiaki、Sugie Kazuma、Saeki Keigo
  • 雑誌名: Clinical Parkinsonism & Related Disorders 巻: 8 ページ: 100194～100194
  • DOI: 10.1016/j.prdoa.2023.100194.
  • 査読あり / オープンアクセス