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2022 年度 実施状況報告書

Radiomics解析による大脳白質病変の病因診断、臨床転帰予測

研究課題

研究課題/領域番号 22K07521
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

尾原 知行  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20616388)

研究分担者 酒井 晃二  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20379027)
水野 敏樹  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30264782)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードRadiomics / CADASIL / 脳小血管病 / 大脳白質病変
研究実績の概要

2022年度は2つのテーマの研究をすすめた。①CADASIL28症例の頭部MRIでの大脳白質病変の経時的解析を行い、症例の機能予後が大脳白質病変の体積より、ヒストグラム解析での特定の画像特徴量と有意に相関することを明らかにした。②CADASIL症例、高血圧性脳小血管病各30症例の大脳白質病変のヒストグラム解析を行い、脳室周囲白質病変と深部皮質下白質病変で画像特徴量が異なることを明らかにし、特に深部皮質下白質病変で両者の鑑別が可能な画像特徴量を明らかにした。①に関しては現在国際誌に論文投稿中で、②に関しては来年度の国内学会、国際学会で発表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2022年度はCADASIL症例の大脳白質病変と臨床転帰の相関、CADASIL症例と高血圧性脳血管病の症例の大脳白質病変からの鑑別のテーマでRadiomics解析を行えた。

今後の研究の推進方策

今年度の解析は予定していたより少数例の解析であった。その理由として同一のMRI機器で同一の撮影条件で頭部MRIを行った症例に解析したためで、来年度は異なる頭部MRIで撮影した画像の標準化を行って、多数症例で検討を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

2022年度は統計解析や画像解析ソフトの一部を購入しなかったことが次年度使用額が生じた理由である。2023年度はこれらのソフトを購入予定であり、また国際学会での発表も控えており、相当量の支出があると予想される。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] CADASILにおける画像診断、治療Update2023

    • 著者名/発表者名
      尾原 知行
    • 学会等名
      Stroke2023
    • 招待講演
  • [学会発表] 新手法を用いたCADASIL の画像診断:Radiomics 解析2023

    • 著者名/発表者名
      福永 大幹
    • 学会等名
      第64回日本神経学会学術大会
  • [学会発表] 輝度分布ヒストグラム歪度のCADASIL画像バイオマーカーとしての有用性2022

    • 著者名/発表者名
      松浦 啓
    • 学会等名
      第12回日本脳血管認知症学会

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公開日: 2023-12-25  

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