研究課題/領域番号 |
22K07604
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
咲間 妙子 (笹井妙子) 帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (70419026)
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研究分担者 |
宮本 雅之 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (00265331)
本間 芳野 帝京大学, 医療技術学部, 研究員 (10918593)
宮本 智之 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40296174)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | REM sleep without atonia / prodromal RBD / レム睡眠行動障害 / RBD / 嗅覚機能検査 / 認知機能障害 |
研究実績の概要 |
レム睡眠行動障害(RBD)において、臨床症状から確実にRBDの診断がつく(provisionally diagnosed RBD)にもかかわらず、レム睡眠中の異常な筋活動(RWA)の出現量が診断カットオフである27%に満たない者が睡眠外来で2割強存在していた。欧州から発表された診断カットオフと、アジア人におけるそれは異なることが予想され、人種差の影響のみならず二次性RBDの混在などの影響が大きいと考えられた。そのため、新たに本邦のRBDにおける診断カットオフを設定し、既報の診断カットオフこの集団のαシヌクレイノパチー関連マーカーの水準を調べたところ、診断カットオフは大きく下がり、かつ両カットオフ値で比較した関連マーカーに差はなく等質であることが明らかになった。また、パレイドリア反応の有無による転帰の差を明らかにするためフォローアップ調査を実施したところ、ベースラインでパレイドリア反応のある者は視空間認知機能の有意な低下を認めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、prodromal RBDの追跡調査ならびにRBD診断カットオフの設定は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
健常者のデータ取得、臨床RBD例、prodromal RBD例の追加を行い、より確度の高い診断カットオフを決定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
健常高齢者のリクルートの遅延により終夜ポリグラフィ検査の実施数が少なかった。更なるリクルートを行い、検査実施費用・謝金に充当する。
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