研究課題/領域番号 |
22K07636
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
加藤 克彦 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (10345895)
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研究分担者 |
伊藤 信嗣 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (50597846)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | I-131内用療法 / ヨウ素制限 / バセドウ病 / 甲状腺機能亢進症 / 尿中ヨウ素量 |
研究実績の概要 |
名古屋大学医学部附属病院でバセドウ病の放射性ヨウ素内用療法を施行した18歳以上のバセドウ病患者35名(2017年4月から2019年6月)と研究協力者の在籍する社会医療法人社団カレスサッポロ北光記念病院で放射性ヨウ素内用療法を施行した18歳以上のバセドウ病患者100名(2012年12月から2017年5月)を対象として、比較検討を行った。 ヨウ素制限期間が2週間の場合と1週間の場合で、ヨウ素制限前後の尿中ヨウ素濃度の変化、放射性ヨウ素治療効果の評価、尿中ヨウ素濃度と放射性ヨウ素治療効果の関係、治療効果に影響する要因の検討、ヨウ素制限前の尿中ヨウ素濃度における地域差の検討を行った。ヨウ素制限前後の尿中ヨウ素濃度の変化は各群とも有意な低下を認めた。放射性ヨウ素治療効果の評価では約9割で差はなかった。尿中ヨウ素濃度と放射性ヨウ素治療効果の関係では成功率との間に有意な差は認めなかった。治療効果とFT3、FT4、TRAb、24時間摂取率、甲状腺重量、重量当たりの24時間摂取率、性別、年齢、住所等で有意差はなかった。また、ヨウ素制限前の尿中ヨウ素濃度における地域差の検討では有意な差は認めなかった。上記のように現在までの検討では、バセドウ病の放射性ヨウ素内用療法前のヨウ素制限期間が2週間の場合と1週間の場合とでは有意差は見られていない。現在は症例を増やし検討を進めているが、現在までの成果をJournal of Nuclear Medicineに投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究成果を学術雑誌に投稿中である。
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今後の研究の推進方策 |
研究成果を学術雑誌に投稿するとともに学会でも成果を報告する。
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次年度使用額が生じた理由 |
Covid-19の影響で国際学会への出席が困難であったので、次年度に予算の一部を持ち越した。
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