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2022 年度 実施状況報告書

4D-UTE-MRAの至適撮影条件の検討と冠動脈ステントへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 22K07647
研究機関順天堂大学

研究代表者

鈴木 通真  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (20534811)

研究分担者 山本 宗孝  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (50338414)
京極 伸介  順天堂大学, 保健医療学部, 教授 (60205028)
大石 英則  順天堂大学, 医学部, 教授 (60255685)
寺西 功輔  順天堂大学, 医学部, 准教授 (80384105)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードUTE / 冠状動脈 / ステント
研究実績の概要

研究計画書では、ファントムを優先しての撮影を試みることが予定された討議の結果、UTE 4D Coronary 撮影を始める前に、 UTE 撮影を工夫して、Coronary が描出出来るか否かの Pre 確認が行われた。正常ボランティアの撮影ではあるが、心臓周囲の脂肪組織を抑制しつつ、冠状動脈の流れのみを描出巣る必要があるため、シーケンスや撮影の工夫により、今後の見通しを立てることを主眼として実験が行われた。UTE-timeSLIPでの撮影で、ボランティアでの撮影が行われた。以下の検討を行った。
-冠状動脈血流にTagをかける撮影になるが、これをどこにかけるのか:バルサルバ洞での撮影が冠状動脈の描出向上を示した。
-撮影断面;横断像での描出が良好であった。
-データ収集時間:150segmentほどで良い。
という一定の結果を得ることができた。引き続いて、ファントムを用いて、流速が付加された場合と脂肪抑制効果についての確認試験が行われた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

まずは心臓周辺の脂肪と冠状動脈の信号が類似している部分があるため、血管のみからの信号を得る必要があった。脂肪抑制効果の効果的な引き出し方の研究が行われ、UTEでも可能な目処がついた。
冠状動脈内の血液にラベリングする必要があるが、そのラベルする部位についても工夫が必要と考える。

今後の研究の推進方策

技術的に不可能なシーケンスではないことが理解できた初年度であったので、効果的な流れの描出向上・脂肪抑制効果・分解能向上が得られるように引き続いて、実験を重ねる。
実験は主に正常ボランティアの協力を得て撮影を行うが、今年度のうちに、冠状動脈からの信号を強く得られた際には、すでにステントを留置している症例に関してもトライした。

次年度使用額が生じた理由

実験機材の購入と高額なステントつきファントムでの撮影を想定していたが、当初の計画とは異なり、生体ボランティアでの撮影を行ったため、自作の簡易ファントム、記録用PCのみを購入することとなったため、必要経費は抑えられた。
2023年度は解析のためのPC購入を予定している。
成果がまとまった際には報告を行うことを予定している。

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公開日: 2023-12-25  

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