研究課題/領域番号 |
22K07700
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
中條 正豊 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (00594631)
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研究分担者 |
吉浦 敬 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (40322747)
内田 章文 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (40707923)
青木 雅也 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (50624996)
神宮司 メグミ 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (70418862)
谷 淳至 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (70788166)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 免疫チェックポイント阻害剤 / FDG-PET/CT / 速度定数画像 / 非小細胞肺癌 |
研究実績の概要 |
免疫チェックポイント阻害剤は悪性腫瘍に対する重要な治療法の一つである。しかしながら, 腫瘍の免疫細胞浸潤による炎症反応が要因と考えられるpseudo-progressionなどの特有な反応パターンにより、SUVを用いた18F-fluorodeoxyglucose(18F-FDG)-PETでの従来の評価法では治療効果判定が困難な場合がある。本研究の目的は、免疫チェックポイント阻害剤にて加療が行われている非小細胞肺癌を対象に、18F-FDG動態解析におけるKi parametric image(速度定数画像)での治療効果判定法としての有用性を検証することである。 18F-FDGの代謝速度定数を反映したKi parametric imageを作成する上では, 全身のdynamic scanを行う必要がある。そこで,非小細胞肺癌患者に対して,18F-FDG投与後より60分間はリストモードにて全身のdynamic scanを行う。得られたdynamicデータをもとに, Ki parametric imageを作成する。その後、static scanにて得られたデータをもとに、SUV imageの作成を行った。 本年度は、Ki-imageの撮像法・評価法を確立するにあたって、28名の非小細胞肺癌患者に対して、上記方法にてKi imageとSUV imageを取得した。現在、双方の画像を視覚的に対比し、腫瘍描出程度の検証を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2024年3月までの段階において、加療前の非小細胞肺癌患者28名に対して、速度定数画像解析を行っている。現在のところ、28症例内に免疫チェックポイント阻害剤の治療施行患者が見当たらないため。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、視覚的評価だけでなく、定量解析として、非小細胞肺癌のSUV最大値ならびにKiの測定を行う予定である。 非小細胞肺癌患者の臨床データと対比し、Ki parametric imageでの活動性評価の有用性を明らかにする。また、Ki parametric imageでの免疫チェックポイント阻害剤の治療効果判定の有用性も検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
学会参加は予定どおりできておらず、次年度に繰り越す予定である。 また、学会参加のみならず、論文作成費用(英文校正費用)ならびに雑誌投稿料に使用したい。
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