研究課題/領域番号 |
22K07968
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
熊野 恵城 国際医療福祉大学, 薬学部, 教授 (90396721)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 食道がん / クローン性増殖 / Notch / 前がん病変 |
研究実績の概要 |
Notch1を含むNotch遺伝子変異について、in vivoのマウスモデルを用いた系譜追跡法による変異細胞の挙動の観察により、その逆転現象が起こる分子メカニズムを明らかにする予定であったが、新型コロナウィルス感染症の影響による半導体不測のため遺伝子改変マウスを飼育予定であった動物実験施設の空調設備の工事が延期となり当初の研究計画の変更が余儀なくされた。 そのためwildマウスを用いた食道がん誘発実験を行った。食道がんを誘導するため、4-ニトロキノリン-N-オキシド(4-NQO)100 μg/mlを16週間飲水投与した後、8週目以降に組織を採取した。Notchシグナルが活性化している時期を活性化型Notch1抗体を用いて検討した。食道がん内において一部でNotch1の活性化が認められた。 今年度から動物実験施設が稼働している武蔵野大学へ異動し、遺伝子改変マウスを用いた当初の実験を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の影響による半導体不測のため遺伝子改変マウスを飼育予定であった動物実験施設の空調設備の工事が延期となり当初の研究計画の変更が余儀なくされたため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度から動物実験施設が稼働している武蔵野大学へ異動し、遺伝子改変マウスを用いた当初の実験を行う予定である。既に必要なマウスのかけ合わせは着手しており、できるだけ早急に必要なマウスを樹立する。また食道がん発症までの時間短縮のため4-NQOの代わりに Diethyl Nitrosamine (DEN)による食道がん誘発モデルを用いて、食道がん発症までの時間を短縮させることを検討する。またNotchシグナルの減弱モデルとしてRBP-J floxアレルのヘテロの状態でも食道がんの発症に対する影響を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症による半導体不足のために動物実験施設が使用できず、遺伝子改変マウスが使用できずに当初の研究が遅れた分を今年度にまとめて行う予定である。
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