研究課題/領域番号 |
22K08173
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
都島 健介 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (50436482)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 心不全 / エンドソーム / T管 / 小胞輸送 / ミトコンドリア |
研究実績の概要 |
生理的ストレス、病的ストレスに対する心筋の筋小胞体、ミトコンドリア、エンドソームのストレス反応を明らかにするために、電子顕微鏡によるイメージング技術の開発を行っている。摂食刺激のあと、新生児期など蛋白合成が盛んな状況では、心筋ミトコンドリア内部にmulti vesicular bodyやリゾチームを内包するミトコンドリアが増加し分泌小胞が分泌されている様子が電子顕微鏡で観察された。現在、小胞ダイナミクスの重要な制御因子であるphosphoinositide、Rab、Snareの蛍光プローブをアデノ随伴ウイルスを用いて遺伝子導入を行った。現在、心筋組織での電子顕微鏡観察と蛍光イメージングを融合させる手法の確立を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
心筋組織を用いたcorelative light-electron microscopy(CLEM)の手法がまだ完成しておらず、サンプル固定法の改良が必要である。
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今後の研究の推進方策 |
化学固定液の組成の改良、高圧急速凍結法を検討している。
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