研究課題
自宅郵送でのリアルタイム心電計を基にした遠隔診療体制の有用性と安全性の検討:2022~2023年:当院で不整脈に対してカテーテル治療を受けた患者において、その後の3カ月、6カ月後の外来フォローにおいて通常の対面受診の代わりに自宅に小型心電計を郵送し、患者自身または家族の携帯電話にダウンロードした診療アプリを用いてリアルタイムの心電図波形を確認しながらオンライン診療を行った。オンライン診療は安全に施行でき、患者満足度も非常に高い結果が出ている。この研究において、患者は従来の対面診療に比較し病院への通院回数を減らす事が可能であった。一方、心電図のモニタリング時間は、今回の新たなオンライン診療体制の方が4倍程長い結果が出て、その有用性が明らかになってきている。この結果については論文発表を行った。現在も登録患者数は増加している。また所属大学病院では病院として公式のオンライン診療も開始予定であり別の研究も開始予定である。
2: おおむね順調に進展している
症例登録は順調に経過している
現在のリアルタイム心電図モニタリングを行うオンライン診療の他に、他の機器やオンライン診療形態で行う臨床研究も行う予定である。
海外学会参加などがコロナのパンデミックの影響で中止となり次年度使用額が生じた。
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Circulation Reports
巻: 11 ページ: 415-423
10.1253/circrep.CR-23-0083.