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2023 年度 実施状況報告書

皮膚筋炎における急速進行性間質性肺疾患の発症を予測するMDA5遺伝子変異の解析

研究課題

研究課題/領域番号 22K08274
研究機関独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター)

研究代表者

岡元 昌樹  独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター), その他部局等, 呼吸器内科医長 (50352133)

研究分担者 星野 友昭  久留米大学, 医学部, 教授 (00261066)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード皮膚筋炎 / 急速進行性間質性肺疾患 / MDA5 / 遺伝子変異 / サンガーシークエンス
研究実績の概要

抗melanoma differentiation-associated gene 5 (MDA5)抗体陽性の皮膚筋炎 (DM)は、しばしば致死性の急速進行性間質性肺疾患 (RP-ILD)を合併するが、その発症メカニズムは未解明である。これまでに申請者らは、DM-ILDにおいて、抗MDA5抗体の高力価例で急性期死亡が多いことを報告し (RESINV. 2018.)、エクソーム解析による抗MDA5抗体陽性DM-ILD 9例を
対象とした予備実験にて、MDA5遺伝子に新規変異Xを発見した (未発表)。本課題では、こ
れまでの研究を発展させ、DM-ILD患者検体を前向き試験で収集し、変異Xと既報告のMDA5
遺伝子変異の有無を検討することにより、抗MDA5抗体陽性DM-RP-ILDの病態関連遺伝子変
異の同定を目指す。さらに、これらのリスク遺伝子変異を発現するMDA5ノックダウン細胞
株を作成し、Poly (I:C)刺激後のIFN-gammaを評価することによって、リスク遺伝子変異がMDA5下流の炎症シグナルを活性化することを証明する。本研究を進めることにより、抗MDA5抗体陽性RP-ILDの病態解明が期待される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究の進捗は、検体の収集とサンガーシークエンスまで終了している。現在、データの解析中である。さらにMDA5ノックダウン細胞株を用いた細胞実験を開始する。

今後の研究の推進方策

サンガーシークエンスで検出されたMDA5遺伝子バリアントと皮膚筋炎の臨床データとの関連の解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究の遅れにより、本年度の研究に対する支出額が少なくなったため。

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公開日: 2024-12-25  

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