研究課題/領域番号 |
22K08537
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
佐藤 未織 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, 医師研究員 (70839597)
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研究分担者 |
山本 貴和子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, 室長 (40725115)
大矢 幸弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, アレルギーセンター, センター長 (80392512)
野村 伊知郎 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 好酸球性消化管疾患研究室, 室長 (90392513)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 食物蛋白誘発胃腸炎 / 卵黄 / 小児 / 消化管アレルギー |
研究実績の概要 |
本研究では、卵黄のAcute Food protein-induced enterocolitis syndrome (acute FPIES)と診断または疑われた小児に対し、すでに食品として市販されている卵黄成分別のOFCをおこない、卵黄脂質成分がacute FPIESの原因となるかを明らかにすることが目的である。これはacute FPIESの原因解明の糸口となり、そこから病態理解が進むと考えられる。 令和4年度は卵黄成分負荷試験の実施および参加者背景・結果の情報取得を計画し、卵黄acute FPIESと診断または疑われた小児に対し卵黄成分別の食物経口負荷試験を実施し、参加者背景・結果の情報を取得した。対象となった小児の背景と卵黄成分別経口負荷試験の結果は以下のとおりである。参加者15名、性別は男児7名(46.7%)、年齢中央値(月齢)は23か月(11-37)であった。15名のうち負荷試験中の感染症罹患が2名おり、それらを除いた13名において、卵黄脂質成分負荷陽性0名(0%)、卵黄蛋白成分負荷陽性3名(23.1%)であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
参加者の登録のペースをやや上げる必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、卵黄の(acute FPIES)と診断または疑われた小児に対し卵黄成分負荷試験の実施および参加者背景・結果の情報取得をおこない、結果のとりまとめを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の進捗がデータ解析まで至っておらず、本年度はパソコンの購入をおこなわなかったため次年度使用額が生じました。
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