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2022 年度 実施状況報告書

食物由来脂質によるホルモン作用の制御:脂肪酸ーグレリンシグナルの相互作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K08630
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

青谷 大介  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80600494)

研究分担者 小山 博之  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (00790700)
田中 智洋  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20402894)
川口 毅恒  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (80597823)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワードグレリン / 中鎖脂肪酸
研究実績の概要

これまでの検討により、グレリンの摂食促進作用に対して経口摂取された中鎖脂肪酸が阻害的に作用することを動物を用いた基礎検討で確認してきた。
これらの知見を踏まえて今年度は、中鎖脂肪酸によるグレリンシグナル阻害作用に関する分子メカニズムについて詳細に検討した。
グレリン受容体を発現していることが既に知らているCHO(Chinese hamster ovary)-GHSR62細胞を96ウェルプレートに撒き、培養した。次に同細胞にグレリンを添加し、細胞内カルシウム濃度の変化をFDSS(Functional Drug Screening System)によるFluorescence Intensityのアッセイ系により測定した。グレリンを低用量、中用量、高用量で添加したところ、グレリンの用量依存的にFluorescence Intensityが上昇していた。
これらの結果から、上記評価系がグレリン細胞内シグナルの定量に妥当であることを先ず確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

細胞内シグナルの検出に関する評価系を確立した。一方で、中鎖脂肪酸による影響については検討できておらず、次年度に行っていく予定である。

今後の研究の推進方策

推進方策に大きな変化はない。今回確立した評価系を用い、中鎖脂肪酸による影響を観察していく。また次年度以降についても、当初の実験計画にそって進めていきたい。

次年度使用額が生じた理由

今年度は、計画どおりに実施できなかった実験が一部あった。また計画どおりに実施した実験に関しても、以前より所有していた実験試薬や共通機器を一部使用したこともあり、次年度使用額が生じることとなった。
翌年分と合わせて、当初の計画どおりに実験を進めていく予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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