研究課題/領域番号 |
22K08684
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
姫野 龍仁 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (60753762)
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研究分担者 |
加藤 宏一 愛知学院大学, 薬学部, 教授 (40319322)
下田 博美 愛知医科大学, 医学部, 助教 (40740931)
速水 智英 愛知医科大学, 医学部, 助教 (60740933)
神谷 英紀 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70542679)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | Diabetic polyneuropathy |
研究実績の概要 |
糖尿病性多発神経障害(diabetic polyneuropathy; DPN)は高頻度な糖尿病合併症であるが、有効な治療法は未確立であり、さらなる機序解明が必要な状況である。本研究では、末梢神経系の再生・恒常性維持機構がDPNの病態形成に関与するかを解明する。 Cre-loxPシステムを用い末梢神経系特異的Notch signaling抑制マウスを作成した。同マウスの腓腹神経において無髄神経の消失を確認し、更に神経前駆細胞数の低下を確認した。更に、in vitroモデルとしてNotch signalingを抑制したdorsal root ganglion neuron細胞株をゲノム編集技術により作成した。同細胞株において末梢神経系細胞への分化様式の変化を確認した。さらに現在、同細胞株を用いてプロテオーム解析を実施し、解析結果の解釈と応用を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験に供するマウス系統は順調に繁殖が進んでおり、追加の細胞実験も順調に展開できている。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験から得られた結果の再現性を確認することを第一の関門とする。再現性が確認できた後に、細胞実験で得られた分子生物学的知見により、論理を補強する。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初、諸実験で見込んでいた各種障碍が生じず比較的順調に推移したことにより主に実験用の試薬を中心とした消耗品の使用量が削減できていることによる。
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