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2023 年度 実施状況報告書

核酸アナログ投与後に発生するB型肝癌のゲノム解析-機序解明と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 22K08819
研究機関秋田大学

研究代表者

有田 淳一  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20463838)

研究分担者 はい 成寛  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20811417)
四柳 宏  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30251234)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードHCC / ゲノム解析 / HBV / 次世代シーケンサー
研究実績の概要

R4年度:
予備的研究として行っていた、HBV既往感染者に発生した肝細胞癌で肝切除を行った患者における背景肝組織、腫瘍組織内のcccDNA量調査の結果を論文化・発表した。(Bae SK, Arita J, et al. HPB (Oxford). 2022 Oct;24(10):1780-1788.)背景肝組織におけるcccDNA量が肝切除後の腫瘍再発と関連があるとの仮説を立証できなかったが、HBV既往感染者の背景肝組織におけるcccDNA量が非常に少ないパターンと多いパターンに二分されることを示すことができた。この研究結果は世界で初めてHBV既往感染者における肝細胞癌切除の標本を用いてcccDNA量を測定した研究であり、意義は十分に認められる。本研究では予定通り、対象であるHBsAg陽性者・HBV既往感染者において、検体収集を開始した。検体は肝切除標本ならびにPBMC(末梢血単核球)であり、いずれも凍結保存された。

R5年度:
上記検体収集を終了し、予定通り東大新学術領域・鈴木研究室にてNGS解析を行った。イルミナ、ナノポアにての癌部非癌部フルゲノム解析を終了し、現在その結果をさらに解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り検体収集・ゲノム解析を進めている。

今後の研究の推進方策

最終年度となるR6年度は、当初の研究計画通り、これまでのゲノム解析結果から論文化・発表に向けて進めていく。

次年度使用額が生じた理由

NGS解析の費用として必要なため。解析済の10検体ですでに相応の費用が発生しており、その支払い見込として次年度使用額となった。

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公開日: 2024-12-25  

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