研究課題/領域番号 |
22K08899
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
竹井 健 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (30833701)
|
研究分担者 |
久下 博之 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (30801774)
岩佐 陽介 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (30812317)
小山 文一 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (40316063)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | Nectin-4 / 大腸癌 / Ki-67 / CD31 |
研究実績の概要 |
当科で原発巣の根治手術を施行した大腸癌切除標本におけるNectin-4発現を免疫組織染色により調査し、臨床病理学的因子および予後との関連について検討した。また、腫瘍増殖,進展に関わる機序の解析のためKi-67染色、CD31染色を行い、Nectin-4発現との関連、臨床病理学的因子および予後との関連について検討した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当科で原発巣の根治手術を施行した大腸癌切除標本における免疫組織染色によりNectin-4発現と臨床病理学的因子および予後との関連が明らかとなった一方、Ki-67染色、CD31染色の結果とNectin-4発現、臨床病理学的因子および予後との関連を明らかにすることが現時点では完了していない。
|
今後の研究の推進方策 |
当科で原発巣の根治手術を施行した大腸癌凍結標本によるReal-time PCRで腫瘍内EMT関連分子の発現を検討し、ヒト大腸癌細胞株であるCACO-2およびCOLO205を用いて、in vitroでのNectin-4ノックダウンによるEMTへの影響を検討する。また、in vitroでのNectin-4発現の化学療法耐性への影響を検討する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
今年度施行予定であった上皮系マーカー、間葉系マーカーの免疫組織染色が施行できなかったことにより、試薬や備品の購入を控えたため。
|