研究課題/領域番号 |
22K08914
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
竹村 博文 金沢大学, 医学系, 教授 (20242521)
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研究分担者 |
内藤 尚道 金沢大学, 医学系, 教授 (30570676)
木村 圭一 金沢大学, 附属病院, 助教 (50372488) [辞退]
飯野 賢治 金沢大学, 附属病院, 講師 (60595453)
吉岡 和晃 金沢大学, 医学系, 准教授 (80333368)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 脊髄虚血 / 胸腹部大動脈瘤 |
研究実績の概要 |
本研究では術後早期に脊髄虚血の有無、虚血の程度を診断するために、血液中、脳脊髄液中のバイオマーカーを測定し、臨床症状、術後安定期の脊髄のMRIによる画像情報と共に統合的に解析する、という画期的な手法により、神経学的所見や画像診断とは独立した血液中、脳脊髄液中のバイオマーカーによる客観性の高い脊髄虚血の指標の確立を目指す。胸腹部動脈瘤あるいは下行大動脈瘤の手術加療を要する患者で、術前に脊髄虚血予防のために脳脊髄液ドレナージチューブ挿入を要する症例を対象としてサンプル採取を行っている。サンプルは、術中、術後当日、術後1,2,3日に血液4ml、脳脊髄液(CSF)4mlを採取し、血液にはEDTAを加えて4℃冷却遠沈し、血漿分離後-80℃にて保存した。脳脊髄液も同様に-80℃にて保存した。検体が目標数に集まった時点で、評価項目を測定する予定である。 リン酸化ニューロフィラメントH、ミエリン塩基性蛋白、S100B(S100 calcium binding protein)、GFAP(グリア繊維性酸性タンパク質)神経特異性エノラーゼ(NSE)、MMP-9はELISA assayにより測定する予定である。 神経学的所見も合わせて記録し、術後安定期にMRIを行い、脊髄虚血の有無、範囲について画像診断を行う。各学会に参加して、本研究に関連する発表を聴講し、情報を収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床研究に同意を頂いた患者より、サンプルを採取、蓄積している。
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今後の研究の推進方策 |
臨床研究に同意をいただいた患者より、サンプルを採取、蓄積している。
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次年度使用額が生じた理由 |
採取されたサンプル数が少なく、まだ翌年度に解析を行う予定である。
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