今後の研究の推進方策 |
大動脈瘤治療効果の検討を行う。大動脈瘤モデルは、6ヶ月齢以上のapolipoprotein E (apoE) 遺伝子欠損マウスに、皮下埋植の浸透圧ポンプから1000ng/min/kg Angiotensin-II (ATII) 4週間持続注入により作成する。ATII持続注入4週間後においてエコーで大動脈瘤形成を認めたマウスに、AIM中和抗体を毎週(4,5,6,7週)投与し、8週間後に屠殺する。Controlには抗IgG抗体を用いる。エコーで経時的(0, 4, 5, 6, 7, 8週)に大動脈最大短径を測定する。8週間後で屠殺し、肉眼所見、顕微鏡下瘤径測定、組織学的評価(HE染色、Oil red O染色、Elastica van gieson (EVG)染色)、免疫組織学的染色評価(AIM、脂肪細胞; perilipin A、炎症性マクロファージ M1MF; iNOS, Mincle、抗炎症性マクロファージM2MF; CD206)、生化学的評価としてELISAによる瘤組織中タンパク発現量定量測定(AIM, IL-1β, IL-6, IL-10, MCP-1, TNF-αなど)およびMMP-2,-9酵素活性測定を行う。
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