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2022 年度 実施状況報告書

経カテーテル僧帽弁置換のための安定した経心房中隔アクセス法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K08955
研究機関名古屋大学

研究代表者

徳田 順之  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (30467302)

研究分担者 古澤 健司  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50829158)
成田 裕司  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (60378221)
田中 哲人  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (70725829)
六鹿 雅登  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (80447820)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード僧帽弁 / カテーテル弁置換 / 心房中隔穿刺 / 大口径シース
研究実績の概要

研究は順調に進捗しており、当初の目的は達成できそうである。以下の知見が得られている
1) 大口径先端可変シースのプロトタイプ作成 ;順調に進捗だがカーブ通過のため、標準的バルン拡張型弁(Sapien)のシース内マウントには20Frでは不十分
2) 頭側からのアプローチの可能性を探ったが、頭側SVCからは避け、IVCからのアプローチのほうがよいと結論
3) 中隔fossaの至適穿刺点の検証; Mid-posterior Fossaが最適穿刺点であり LVOTOや斜め留置のPVLを避ける進入角度が得られる穿刺点と見込んだ
4) Delivery ガイドワイヤー法; through and through(いわゆるtag of wire, pull through)は心内膜の裂傷リスクが高いことをドライラボで確認 小口径の渦巻型TAVI用ワイヤー(Confida)使用が有用

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

心房中隔アクセスは、僧帽弁の血管内治療時、日常臨床でも実施しているが、その臨床経験を蓄積している。
各種検討でその安全性は向上している。

実臨床の経験を踏まえ、可変シースの開発を継続する。小口径では完成し 大口径も完成に近い状況である。
バルン拡張型人工弁をマウントする作業、その後の通過部はカーブするので余裕をもった直径が必要で、22Frが必要と想定している。

今後の研究の推進方策

僧帽弁の安全な血管内治療実施にはイメージング技術の進歩が重要であることに気づき、シース開発のみならずその研究も行っている。 左心耳および左房天井の損傷回避 とくに僧帽弁に向けカーブする過程でいわゆるクマリンリッジを避ける確実な3D-TEE超音波イメージングが肝である Device先端で交差断面表示(Xplane表示)を用い 構造を解析する事が肝要であると現時点で考えている。イメージングについて重点をおいて研究を継続したい。

次年度使用額が生じた理由

シリコン血管ファントムモデルの作成への費用は、予定ほどの調達費用は要せず、見込みほどは必要なかった。
そのため次年度よりシース改良自体に予算を投じる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Transcatheter aortic valve replacement for bicuspid aortic stenosis with a severely calcified raphe using an under-sized SAPIEN 3 valve: Sizing by the circle method and deployment by the pressure-regulated method2022

    • 著者名/発表者名
      Tobe Akihiro、Tanaka Akihito、Tokuda Yoshiyuki、Shirai Yoshinori、Miyazaki Tatsuya、Yuhara Satoshi、Akita Sho、Furusawa Kenji、Ishii Hideki、Mutsuga Masato、Murohara Toyoaki
    • 雑誌名

      Cardiovascular Revascularization Medicine

      巻: . ページ: -

    • DOI

      10.1016/j.carrev.2022.08.025

  • [学会発表] Valve in Valve時代のSAVRの生体弁機能不全を再考する2022

    • 著者名/発表者名
      徳田順之
    • 学会等名
      75回日本胸部外科学会定期学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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